ホンダとヤマハ発、2018年メドに提携検討 

国内向け小型スクーターで

 10月5日、ホンダとヤマハ発動機は、国内向け二輪車の一部車種の生産・開発などで提携を検討すると発表した。ヤマハの生産を移管するホンダの熊本工場で先月撮影(2016年 ロイター/Naomi Tajitsu)

[東京 5日 ロイター] - ホンダ<7267.T>とヤマハ発動機<7272.T>は5日、国内向け二輪車の一部車種の生産・開発などで提携を検討すると発表した。2018年をめどに排気量50ccの国内向け小型スクーターをホンダがヤマハ発にOEM(相手先ブランドによる生産)供給する。

業務用スクーターの新型モデルも共同開発し、ホンダがヤマハ発にOEM供給する。両社は来年3月の正式契約を目指す。

ヤマハ発は、台湾の工場から輸入している国内向けスクーターの生産をホンダの熊本製作所(熊本県大津町)に移管する。ホンダはヤマハ発向けの生産を引き受けることで熊本製作所の稼働率を高める。 電動スクーター普及に向けた基盤づくりでも協力する。

両社は同日、東京都内で会見した。ホンダの青山真二執行役員は、二輪車市場について「ビジネス的に極めて厳しい状況が続いており、提携の検討は両社にとってメリットがある」と説明。今回の提携はヤマハ発から打診したといい、同社の渡部克明常務執行役員は50ccスクーターは入門モデルとして「非常に需要で、なんとかこの製品のカテゴリーを残したい」という思いでこの選択に至ったと述べた。

両社は1980年前後に二輪首位の座を争い、頭文字をとって「HY戦争」と呼ばれる激しい乱売合戦を繰り広げたが、今は両社とも「しこりは一切ない」という。国内の二輪車市場は少子高齢化や若者のバイク離れなどを背景に縮小傾向にある。年間販売台数は80年代前半のピーク時から約8割減少し、2016年度は40万台を割り込む見通し。50ccスクーターは採算性が低く、今後も大きな成長は見込みにくいとしてライバル2社が提携検討に踏み切った。

(白木真紀、取材協力:田実直美)

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