円安一服、今年の5月相場は予想がつかない 住友不動産で盛り返すが、SBIHDは利益確定が早すぎた!

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直近の日経平均株価は1万4000円を前に足踏み状態。カリスマ投資家の内田衛氏は4月中旬からどんな取引をしていたのか。前回の記事で失敗した住友不動産は信用売りでかなり挽回。一方、売った銘柄がストップ高と悔しい思いもしていたようだ。

住友不動産の信用売り成功!損失が大幅に減る

【4月15日(月)】化粧・服飾雑貨のファブレスメーカーのSHO‐BI(7819)を408円で1000株信用売り。10時37分、住友不動産(8830)を4900円で信用返済買いし、9万9499円の利益確定。信用売りは、4月12日に5000円で。TOPIXは9日ぶりに反落し、日経平均は209円安の1万3275円と続落。

【4月16日(火)】NYダウは265ドル安の1万4599ドルと今年最大の下げ幅。中国のGDP(国内総生産)が市場予想を下回ったことから、世界景気の先行きに対する懸念が高まり大幅安。商品市況急落、ボストンマラソンでの爆発事件も下げ幅を大きくした。8時20分、1ドル=96.88円、1ユーロ=126.43円と円高進む。9時02分、住友不動産を4700円で1000株返済買いし、9万8004円の利益確定。

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9時27分、住友不動産を4600円で信用返済買いし、手数料と逆日歩の1930円のマイナス。信用売りは4月5日に4800円と4600円で各1000株ずつ。これで住友不動産のポジションはなくなり、4月4日に90万円の損失を出したが、住友不動産の売買トータルとしては、約マイナス20万円と縮小した。12時58分、SHO―BIを408円で600株信用売り。日経平均は一時1万3000円まで下落したが、引けで戻して54円安の1万3221円と3日続落。

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