黒田日銀、3つの想定内と3つのサプライズ

「4.4超金融緩和」で、国債はバブル&バブル崩壊へ

「4.4」は日本の金融史に新たなページを刻んだ。このあとどうなるのか(撮影:尾形 文繁)

黒田日銀が4日、新しい政策を発表した。日経平均株価は発表時の1万2200円前後から一時は先物で1万3000円をつけるなど約800円の上昇。祭りとフェスティバルとが一緒にやってきたような騒ぎとなった。

「想定内だったもの」と「想定外だったもの」

黒田氏は徹底してやるし、相当やる、というのは想定内。そして、打ち出された内容は、今可能性のあるモノとして挙げられた政策すべて。黒田氏は、とことんやるが、まともなので、オーソドックスなものしかやらないと思われていたので、これも想定内(その2)。日銀当座預金に対する付利の撤廃はないと個人的には思っていたので、これも想定内。質的も量的にも異次元のもの、ということだったが、質的には異次元ではなく、非常にまともな想定内(その3)。

一方、想定外だったのは、量。量的には異次元だ。デュレーション(平均残存年限)も市場に存在する国債の平均そのもの、ということで一気に7年。これは驚いた。従来の3年以下を、5年以下あるいは10年以下として、次に超長期国債の可能性も、と思っていたから、大きなサプライズだ。

次ページ質的には想定内だったが、量は想定外だった
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