日本株は今後も本当に上昇するのか?

初心者でもわかる日経平均株価の読み方

日経平均のおおまかな方向性がわかるようになるには、株価のどこを見ればいいのだろうか(撮影:尾形文繁)

日経平均株価は、6月24日安値から上昇を続け、9月5日には待望の1万7000円台を一時回復した。個人投資家にとっては、今後、日経平均株価がどこまで上昇するのか、あるいは下落するのかは、非常に気になるところだ。今回は、投資初心者のために、「市場の今後の読み方」について、分かりやすく解説してみたい。

株価は「2つの評価」の影響を受け、変動している

筆者は、株価は、高値の切り上げと、安値の切り下げによって、その方向性が決まると考える。よく言われる「テクニカル分析」とは、過去の市場や銘柄の値動きを、チャートと呼ばれる「継時的な価格推移グラフ」として表し、その傾向や特徴を分析することにより、将来的な投資に活かす分析手法だ。

株価とは、理論的には、「その企業が将来見込まれる収益を現在の価値に換算したもの」と定義することができ、企業収益の増減が、株価の上下動に大きい影響を及ぼす。

一方で、株式投資に臨む投資家の一部は、その企業の収益に目を向けるのではなく、株価の動きそのものを分析・投資対象として投資に臨んでいる。この投資家は、儲かりそうだと思えば株を買い、損をしそうだと思えば株を売る。この投資家の心理状態から行われる株の売買も、確実に株価の動きに影響を与えている。以上から、株価とは、「理論的な評価」と「心理的な評価」の両方の影響により変動していると言える。

これら2つの要素の影響を受けた価格の動きは、全てチャートに集約される。チャートから株価の方向性を分析する上で、最も単純な見方とは、「高値の切り上げ=上昇、安値の切り下げ=下落」というものだ。

例えば、日経平均株価は、日足チャートで見ると、昨年2015年6月24日に高値の切り上げが終わり、上昇を終えた。その後、同8月下旬に7月9日につけた安値を切り下げたことにより、安値の切り下げが鮮明となった。上記に紹介したように、安値の切り下げ=下落であり、2015年8月下旬から日経平均株価は徐々に下落に傾いたのだ。

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