KDDI社長、「利益は本格回復フェーズ」 13年3月期予想を上積み

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費用面では、スマホ販売による端末原価の増加や通信設備使用料の増加はあったが、周波数再編関連のコストが解消されたことで、増加幅を押さえている。

KDDIは、13年3月期の営業利益見通しを5050億円(前期比5.7%増)と従来から50億円積み増した。ただし、田中孝司社長は「5050億円は最低ライン」と述べるなど、さらなる上振れ余地もありそうだ。

また、12月以降、「アイフォーン5の販売が失速しているのではないか」との報道陣の質問に対し、田中孝司社長は「発売当初は全体の販売数の6割に迫る勢いだった。それが正常に戻ってきただけ。現在は5割を下回る程度だが、勢いが止まったという感覚はない」と説明した。

(撮影:今井 康一)

田邉 佳介 東洋経済 記者

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たなべ けいすけ / Keisuke Tanabe

2007年入社。流通業界や株式投資雑誌の編集部、モバイル、ネット、メディア、観光・ホテル、食品担当を経て、現在は物流や音楽業界を取材。

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