日経平均5日ぶり反発、円高一服で買い戻し

一時は1万6000円に接近する局面も

 6月15日、東京株式市場で日経平均は5日ぶりの反発。前日の欧米株安を嫌気し序盤は売りが優勢の展開だった。写真は株価ボード。都内で2014年5月撮影(2016年 ロイター/Yuya Snino)

[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日ぶりの反発。前日の欧米株安を嫌気し序盤は売りが優勢の展開だった。英国の欧州連合(EU)離脱懸念がくすぶるなか、下げ幅は一時100円超となったが、次第に買い戻しが入りプラス圏に浮上。節目の1万6000円に迫る場面があった。中国株の上昇や円高進行に一服感がみられたことなどが、相場を下支えした。

株価指数を開発・算出する米MSCI<MSCI.N>は、中国本土に上場している人民元建て株式(中国A株)について、 グローバル新興国株指数への組み入れは行わないと発表した。中国市場の動向が警戒されたなか、上海総合指数<.SSEC>は下落して始まったものの、やがて上昇に転じた。

外為市場ではドル/円<JPY=EBS>が106円台前半で推移。日経平均は朝方は売りが先行したものの、直近の大幅な下落の反動も背景に、前場中盤以降は買い戻しが入った。

もっとも東証1部の売買代金は1兆9300億円弱と、3営業日連続で2兆円を下回った。薄商いが続くなかで、日中は先物主導で上下動を繰り返した。

東洋証券ストラテジストの檜和田浩昭氏は「MSCI指数への採用が見送られたにもかかわらず、中国株が上昇したことが安心感につながっている面もある」と指摘。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合といった重要イベントを目前に控え「一旦、ポジションを清算しようといった動きが出ている可能性がある」と話す。

大型株で構成するTOPIXコア30<.TOPXC>は0.47%高となり、上昇率は日経平均の0.38%をやや上回った。トヨタ自動車<7203.T>が1.3%、パナソニック<6752.T>が2.0%の上昇となるなど、自動車・電機株がしっかり。業種別では保険業やノンバンク、証券業など金融セクターの上げも顕著だった。

個別銘柄ではツルハホールディングス<3391.T>が上場来高値を更新。14日に発表した2017年5月期連結業績予想は、当期純利益が前年比21.4%増の234億円の見通しとなった。堅調な業況を評価した買いが入った。半面、オハラ<5218.T>が軟調。16年10月期の通期連結業績予想を下方修正したと14日に発表し、嫌気された。

東証1部騰落数は、値上がり1032銘柄に対し、値下がりが767銘柄、変わらずが159銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      15919.58 +60.58

寄り付き    15799.07

安値/高値   15752.01─15997.30

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1277.11 +5.18

寄り付き     1267.58

安値/高値    1263.89─1284.86

 

東証出来高(万株)193842

東証売買代金(億円) 19253.5

 

(長田善行)

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