その投稿は本当か嘘か?新しい「発見」の方法
何かに気づいてしまった「自分」との向き合い方

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小

ユーザーからの情報収集とは?

著者:水越康介(経営学者、首都大学東京准教授) 撮影:今井康一

マーケティングの観点からみて、ソーシャルメディアへの注目は今も続いている。その一つの可能性として、今回はユーザーからの情報収集を考えよう。

ソーシャルメディアを用いれば、アンケート調査はもちろん、消費者とのインタラクティブなコミュニケーションも可能だ。また、掲示板をじっと眺めるなど、いわゆる傾聴戦略もとれる。

マーケティング・リサーチとして昔からあったやり方ばかりだが、ソーシャルメディアやネットの発達によって、随分と敷居が低くなっていることは間違いない。

先日、ある小売業の方に、自社のコミュニティサイトへの書き込みから気づきを得た、という話を聞いた。以前から販売していた照明ランプについて、複数の女性が同じようなことを書き込んでくれたという。

何の変哲もない話に思えるが、その方は、あっ!そういえばと思ったそうだ。

次ページ状況を動かした「気づき」とは?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT