「ビッグデータ」の何が問題なのか?

ふつうの「データ」と「ビッグデータ」の違いとは

 統計学やビッグデータがブームになっている中で、その説得力にうなずきながらも、これで本当にいいのだろうか?と疑問を持ったことはないだろうか。うまく利用してやろうとしたデータに、かえって振り回されたことはないだろうか。
ビジネスパーソンの多くが経験する問題だが、その解決の糸口は、あなた自身の「直観」に見いだせるかもしれない。
データに決して振り回されることなく、一定の距離を保ちながらも活用し、自分自身の考察を深めて新たなアイデアを生む。この方法を
経営学と哲学の知見から論じた、 『「本質直観」のすすめ。』 の著者がビッグデータの意味を考える!!

ビッグデータとは何か?

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「ビッグデータ」については、いろいろと定義があるようだ。

総じて、インターネットや情報技術の発達に伴い、文字どおり、たくさんの情報を取り扱った分析ができるようになったということのように見える。

下手な引用だが、ネットで検索できた総務省の「ビッグデータとは何か」という項目を見てみよう(「平成24年度版 情報通信白書」)。

この中では、ビッグデータを「事業に役立つ知見を導出するためのデータ」と位置づける文献を紹介しながら、話が進められている。

この説明は面白い。ちょっと遊びながら展開してみよう。

「ビッグデータ」=「事業に役立つ知見を導出するためのデータ」
 ビッグ・データ =事業に役立つ知見を導出するための・データ
 ビッグ・データ =事業に役立つ知見を導出するための・データ
 ビッグ    =事業に役立つ知見を導出するための

「……するための」と言われてもわかりにくいので、少し強めに「……できる」ぐらいに言い切ったほうがいいかもしれない。

ビッグ=事業に役立つ知見を導出できる

そしてさらに、ビッグ=大きい、としてみると、

大きい=事業に役立つ知見を導出できる

何のことはない、ビッグデータとは、大きいデータは役立つデータだ、よいデータだという話だったということになる。

次ページいや、さすがにそんなわけもないだろう
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