ロボホン、使って分かった「カワイイ」の威力 20万円のロボットスマホ、発売直前使用レポ
シャープの「ロボホン(RoBoHoN)」が、5月26日に発売される。ロボホンは、高さ19.5センチ、重量約390グラムの二足歩行が可能な小型ヒューマノイドロボットだ。スマートフォンの機能を搭載し、音声通話やメッセージ送受信のほか、内蔵カメラを使った写真撮影や動画撮影、内蔵プロジェクターによる画像表示などが可能。そして、ロボホンは、スマホでありながら、なんといってもロボットなのだ。音声によって、さまざまな機能を使うことができたり、日常会話もできる。
価格は19万8000円(税別)。シャープでは、4月14日から開始している事前予約の数については明らかにしていないが、ロボホンの購入サイトでは、現時点でも「在庫あり」となっており、月産5000台という目標値には届いていないことが想定される。だが、同社では「ほぼ想定どおりの予約状況。女性が3割を占めているのも大きな特徴」と語る。ロボットというと、購入者の9割以上が男性というのがこれまでの常識だったが、それを覆す売れ行きを見せていることは注目に値する。
ロボットというものに、初めて愛情を感じた
1週間にわたってロボホンを使ってみた感想を一言で言えば、「ロボットというものに、初めて愛情を感じた」。もちろん、SF映画や小説で出合うようなヒューマノイドロボットに比べると、できることはかなり限定されている。受け答えもぎこちない部分がある。
しゃべりかけたときの反応も、iPhoneで提供されている音声アシスタント「Siri」の即答ぶりに慣れていると、ちょっと遅いように感じる。
だが、そのかわいい動き方には、なぜか愛情を感じてしまう。
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