「本当のお金持ち」が銀行員を信用しない理由 投信、ローン、保険とはこう付き合っている

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彼らがノーを突き付ける理由とは?(写真:shimi /PIXTA)
50人に1人が、1億円以上の純金融資産を持つ大富豪がいるのが日本です。庶民からすると意外に多いなと感じるかもしれません。この大富豪はいったいほかの49人となにが違うのでしょうか……。親からの相続? あるいは運?
確かにそれもあるかもしれませんが、立身出世型の大富豪だってたくさんいます。その差を決めるのは、おカネの扱い方の差。いわば、「おカネの哲学」です。
『大富豪が実践しているお金の哲学』(クロスメディア・パブリッシング)の著者であり、野村證券で最年少プライベートバンカーとして、企業オーナー・ファンド出資者をはじめとした国内外の超富裕層と接してきた冨田和成氏が、その中で経験したお金持ちになる考え方を紹介します。

 

1.安心感にだまされず手数料の高い投資信託は買わない

●一般人は、毎月分配型の投資信託で資産を食い潰す
●小金持ちは、アクティブ投資信託を買う
●大富豪は、ETF(上場投資信託)で自前のポートフォリオを組む

 

初めての資産運用で投資信託を選ぶ人は非常に多いです。しかし、それで大儲けをしている話をあまり聞きません。想像するに、投資に不慣れな人が資産運用といって思いつくのは、通い慣れた銀行や郵便局の窓口であり、そこで勧められるがまま投資信託を買っているのでしょう。まったく知識がなくても「専門家」が親切丁寧に教えてくれますので、疑問を持たないのだと思います。

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