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日産「2代目リーフ」は一体、何が進化したか 航続距離400km、デザインも大きく一新

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  • 森口 将之 モビリティジャーナリスト
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より洗練されたデザインとなった(撮影:大澤 誠)

筆者は初代リーフのスタイリングについて、2016年3月6日配信の「日産『リーフ』はカッコよければヒットしたか」で論評している。そこでは日産関係者の話として「新型(2代目)は普遍的なデザインになる」という言葉を紹介した。現車を見て、そのとおりになったという感想を抱いた。

よく見ると前後ドアまわりのデザインは初代と変わらず、クルマづくりの土台となるプラットフォーム(車台)は初代から継承している。その枠内で車体前後に他の日産車と共通のモチーフを取り入れた。これが初代で抱いた違和感を払拭することに成功しているようだ。

インテリアはどうなったのか

インテリアも普遍的になった。しかしインパネについては以前のままでもよかったのではないかという気がしたのも事実だ。

初代リーフのインパネは、速度計を上、バッテリー残量計やパワーメーターなどを下に据えた上下2段のデジタルメーターだった。それがひとまとまりになり、速度計は丸型とコンサバな造形をまとっていたからである。「EV感」はかなり薄れた。

これによって質感もさほど上質ではないという感じを抱くことになってしまった。個性的なデザインは、それが違和感を与えなければ、質感などの細かい部分を気にならなくする技になる。旧型の2段メーターはその役目を果たしていたのかもしれないと思った。

それ以外については、インテリアの印象は初代とあまり変わらない。後席の床が、下にバッテリーを入れている関係で前席より高めとなっていることも共通だった。

ただし、そのバッテリーはサイズを変えずに容量を30%以上アップすることに成功し、満充電での航続距離は初代の280kmから2代目リーフでは400km(JC08モード)に引き上げられた。初代がデビューした2010年当時の200kmから228km→280kmときて、ついに400kmを達成した。バッテリー技術は確実に進化している。

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【自由に電池メーカーを選べるようになれば…】

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