最新!今度は「借金の多い企業」トップ500社だ

4年連続1位はソフトバンクグループだった

11月5日のソフトバンクグループの決算会見でプレゼンした孫正義氏(撮影:今井康一)

 12月5日に配信した「最新版!これが「金持ち企業」トップ500社だ」には多方面から反響が寄せられた。企業の財務健全性を示す指標として、ネットキャッシュ(現預金+短期保有有価証券-有利子負債-前受金)が多い会社のランキングだったが、今度はその逆。

手元資金に対して借り入れが大きい=ネットキャッシュのマイナスが大きい会社の上位500社を紹介しよう。

各社の財務諸表に記された各項目からネットキャッシュを割り出した。昨年同時期にも同じ内容のランキングを公表したが、その最新版となる。

なお、自動車メーカーは自動車金融(ローン)事業を持っているため、ネットキャッシュを計算すると見た目のマイナスが大きく膨らみ、実態を正確に示せないため、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車などは昨年に続いて今回もランキング対象外とした。金融系企業も原則除いている。

4年連続で借金王のソフトバンク

1位は、ソフトバンクグループだ。昨年の12.6兆円からさらに膨らみ、13.7兆円となった。2013年に米国の携帯会社、スプリントや2016年に英国の半導体設計大手、アーム・ホールディングスを買収したことが巨額負債の原因となっているようだ。

そのほか上位にはインフラ系や総合商社、不動産、鉄鋼メーカーなどいわゆる重厚長大産業が目立つ。ネットキャッシュのマイナスが1兆円以上は31社、同1000億円以上は173社だった。

ネットキャッシュのマイナスが大きいと財務の安全性が不安視されるかもしれないが、企業買収や設備投資など積極的な事業の拡大には投資が欠かせない。

「マイナス金利」が導入され、歴史的な低金利が続く日本において、借り入れを活用し企業成長を目指すのは時流に合った経営スタイルといえる。無借金や自己資本比率の高さが必ずしも優良企業の証しとはいえないことを注意されたい。

次ページまずは1位~50位
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 財新
  • インフレが日本を救う
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
攻撃的な人の態度を軟化させる絶妙なワザ
攻撃的な人の態度を軟化させる絶妙なワザ
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
人材戦略から儲けのからくり<br>まで コンサル全解明

人材の争奪戦が過熱し、年収水準もうなぎ登りに。デジタル化を背景にコンサルティング業界は空前の活況を呈しています。本特集ではコンサル業界の動向やビジネスモデルを徹底解説。コンサル会社を賢く選び、上手に活用していくノウハウを紹介します。

東洋経済education×ICT