食卓でおなじみのごま油のトップメーカー、かどや製油をめぐり、異例の買収争奪戦が勃発している。
10月28日、かどや製油は対抗的なTOB(株式公開買い付け)の提案を受け取ったと発表した。提案者は国内大手ファンドのアドバンテッジパートナーズで、TOB価格は主要株主(三菱商事、三井物産、創業家)との株式取得条件に応じて、1株あたり2872~3000円と設定。条件が整い次第、11月中旬にも独自のTOBを開始する構えだ。
かどや製油に対しては、すでに先行して投資ファンドのインテグラルが9月中旬から1株2514円でTOBを開始している。かどや製油側もこれに賛同し、株主への応募推奨を表明済みだった。
しかし、アドバンテッジの対抗提案を受けて事態は急転。かどや製油は10月27日、インテグラルへTOB価格の引き上げを申し入れた。28日時点ではインテグラルへの賛同を維持する姿勢を示しつつも、翌29日には、10月30日までとしていたTOB期間を11月13日まで延長すると発表した。
突如として「待った」がかかったことで、投資ファンド2社による激しい買収合戦の様相を呈している。
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