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「高尾山だし平気」と登るシニアを襲う危険 足のつりに漢方、水を飲めば大丈夫…"良かれと思って"が招く低山で倒れるワケ

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低山の山歩きがブームですが、どんなことに気を付けたらいいでしょうか(写真:cba/PIXTA)
  • 久住 英二 立川パークスクリニック院長
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普段は問題のない薬でも、山では事情が変わります。

利尿薬や一部の糖尿病の薬(SGLT2阻害薬)は脱水を進めますし、降圧薬は脱水と重なってふらつきや転倒の原因になります。降圧薬のβ遮断薬は心拍数を上がりにくくするため、「脈が速くないから大丈夫」と負担を見誤りがちです。

インスリンなどを使う人は低血糖にも注意が必要です。持病の薬を服用中の人は、山登りの予定をかかりつけ医に伝え、注意点を聞いておくようにしましょう。

「引き返す勇気」が最高の対策

低山は四季の自然を手軽に味わえるすばらしい場所です。ただ、「標高が低いから安全」という思い込みだけは捨ててください。

自分の筋力を過信せず、水と塩分、防寒着を持ち、早出早着の計画を立てること。そして、足のつりや立ちくらみ、胸の違和感といった小さなサインに気づいたら、その場で引き返すこと。山は逃げません。正しい知識を持って、安全な山歩きを楽しんでください。

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