ところが、背の高いKEIの姿は、庭仕事をする仲間たちから丸見え。緊張の場面なのに笑い声が聞こえてくる。
「みんなの笑い声が聞こえてシリアスになれないんだけどなんなん?」
戻ってきたKEIも思わず笑ってしまう。
物静かで自信のなかったKEIが、自分の意志で一歩を踏み出した。恋愛と友情、笑いが入り交じる場面だ。ここから先の告白と2人の結末は、ぜひ本編で確かめてほしい。
「効率の悪い婚活」が見せてくれるもの
そもそも、『あいの里』は、婚活として考えるとずいぶん効率が悪い。1カ月もの間、仕事を離れて里で過ごしても、恋が実るとは限らない。しかし、だからこそ見えてくるものがあるのだろう。
例えば、女性たちが作ったおにぎりを、誰が作ったか知らずに選ぶ場面。逆に、男性たちが作った箸置きを女性が選ぶシーンも。気になる相手の作品を当てる人が多く、普段からお互いをよく観察していることがうかがえる。
一緒に暮らしていると、第一印象だけではわからなかった一面が見えてくる。いつも明るい人にもつらい過去があり、恋愛に不器用だった人が思い切って行動する。恋のライバルと友情が芽生えることもある。
見ているこちらも、いつの間にか恋の行方だけでなく、一人ひとりのことを応援している。そして、誰に共感するかによって、自分が何を大切にしているのかにも気づかされる。
1話30分前後と見やすく、気づけば次のエピソードを再生してしまう。シーズン3は11月3日に第23話まで配信され、完結する。今から見始めても、まだ最終回に追いつけそうだ。一人ひとりがどんな一歩を踏み出すのか、ぜひ見届けてほしい。


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