人口が減れば経営が苦しくなり、廃業して放置される商業施設等が増えるかもしれない。取り壊すためにはお金の問題が避けられない。国の財政は有限であり、そのお金は私たちの税金から支払われる。誰もが納得できる解決策はあるのか……複雑で難しい問題だ。
5.5キロの“廃キング”正直な感想
その一方で、使われなくなった建物をリノベーション。息を吹き返した成功事例や、現在進行形で頑張っている施設もある。今回私は水没ペンション村から約5.5キロ先にある港から、フェリーに乗って約10分の距離にある「犬島」で、使われなくなった「廃校」の跡地を利用した『犬島自然の家』に宿泊する予約をしていた。
1時間ほど水没ペンション村で過ごした私は、犬島へ向けて移動を開始……したかったのだけど、お伝えした通りバスの本数は少ない。港方面へ向かう次のバスが来るのは約2時間後。さらに港の最寄りのバス停から港までは、徒歩約20分の距離がある。
「もういっそ歩いた方が早いんじゃね?」「歩いた方が潔いんじゃね?」ということで、私は5.5キロ(約1時間20分)の道のりを徒歩で移動することにした。廃墟化したリゾート施設から廃校跡地の宿泊施設まで、それはそれは楽しい“廃キング”の始まり始まりだ。
緩やかな上り坂を進んでいく。瀬戸内海の絶景が見える場所。ただの山道。南国のような道。途中、おしゃれなカフェを発見してテンションが上がった。アイスコーヒーを片手に、海を眺めながらおにぎりを食べた。古風な民家がずらりと並ぶ道。再び緩やかな上り坂……小休憩を含め、約1時間30分で目的地に到着。


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