現場のスタッフの反応もさまざまだった。「これ、大丈夫なの?」という声がなかったわけではない。だが、音量や照明の入れ方を工夫することで「まずはやってみましょう」と言ってもらえた。
2019年の秋に構想し、迎えた同年のクリスマス会。初のディスコイベントは盛り上がり、利用者だけでなく、同僚のスタッフにも「感動した」「すごく楽しかった」と言ってもらえた。「これならいける」と手応えを感じたが、直後に新型コロナウイルス感染症が流行。イベントは自粛を余儀なくされた。
RIP SLYMEのSUがサプライズで駆けつけた日
パンデミックが落ち着くのを待ち、迎えた2024年3月。再び、自身の職場でディスコを開催しようと画策する。イベントを認知してもらうためにプレスリリースを進めたところ、地元のテレビ局が取材に来てくれることになった。
「せっかくなら大きいことをしよう」と構想がふくらみ、サプライズゲストを呼ぶことにした。それが、RIP SLYMEのSUさんだった。
「SUさんのお母さんも高齢だし、家族に介護職の人もいるから介護に興味があると聞いていて。思い切って声をかけてみたんです」
SUさんが来ることは同僚にも伝えていなかった。思いがけないゲストの登場に会場からは歓声が上がったという。当時について、SUさんはこう振り返る。
「GENちゃん(大滝さん)に連絡をもらって、行ってみたいと返事をしました。介護施設って僕たちが想像する以上に同じ日のくり返しじゃないですか。そこに異物を投げられたら、面白いことが起きそうだなと思いましたね」(RIP SLYME SUさん)


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