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「日本って城壁少なっ」と気づいてから「地形」や「城下町」の違いもわかって「歴史」や「地理」にみるみるハマった話

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勉強
知識がつながると勉強が面白くなる瞬間が訪れます(写真:zon/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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豊臣秀吉は、京都の街を総延長約22.5キロの「御土居」で囲みました。でもこれは石の壁ではなく、土を盛った土塁と堀を組み合わせたものです。日本で街を囲むとなると、やはり「壁」ではなく「土と水」になるんですね。そう考えると、江戸の街も、外堀や川で囲むことで守っていたと見ることができます。

知識が「つながる」と勉強は面白くなる

ここまで読んで、どう感じたでしょうか。僕がこの話を初めて知ったとき、「歴史と地理って、こんなふうにつながっているのか!」と、すごくワクワクしたのを覚えています。

学校では、日本史は日本史、地理は地理と、別の科目として習います。日本史の授業では「平安京は794年」と覚え、地理の授業では「日本は山がちで地震が多い」と覚えます。バラバラに覚えているうちは、正直あまり面白くありません。

たとえば、「日本は地震が多い」という知識は、地理の授業では「プレートの境目にあるから」と説明されて終わりがちです。でもその知識は、実はお城の造り方や都市の形にまで影響していたのかもしれない。そう知ると、ただの暗記事項だった一文が、急に意味を持ちはじめます。

そして、2つがつながった瞬間に、見える景色がガラッと変わるんです。

「山が多いから壁がいらなかったのか」

「地震が多いから、壁より堀だったのか」

ただ暗記していた知識が、「なぜ?」の答えとして生き返ってくる。これこそ、勉強が面白くなる瞬間だと僕は思います。

逆に言えば、勉強がつまらないと感じているときは、知識がまだ1つひとつバラバラのまま、どこにもつながっていない状態なのかもしれません。つながりさえ見つかれば、同じ知識がまったく違うものに見えてくるはずです。

東大の入試問題が、まさにこういう力を求めています。知識をたくさん知っていることよりも、知っている知識同士をつなげて「なぜそうなるのか」を説明できることのほうが大事なんです。そしてそれは、受験だけではなく、社会に出てからも役に立つ力です。

次に旅行で城を訪れたら、天守だけでなく、ぜひ堀にも目を向けてみてください。そして海外の街を歩くことがあれば、城壁を見上げながら「なぜここには壁があるんだろう」と考えてみてください。

きっと、教科書で覚えたことが、目の前の景色とつながる瞬間があるはずです。

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