すでに契約しているAIサービスで代替できるなら、少し手間をかけてでも、そちらを使った方がいい場合もあるだろう。逆に、毎日何度も使う機能で、作業時間を大幅に短縮できるなら、月額数千円の追加料金は安いとも言える。
結局のところ、重要なのはAIが搭載されていることではなくて、どれだけ自分の仕事や生活を便利にしてくれるのかということなのだ。
いずれ淘汰されるAIオプション。本当に必要なものは?
いずれにしても、我々ユーザーの目線で考えると、しばらくの間、『AIオプション料』は悩ましい課題になるに違いない。
個別に、どうしても必要な機能が追加され、価格に見合うものであれば、我々はそのオプションフィーを支払うだろう。だからといって、あらゆる『AIオプション料』を支払えるわけではない。十数年前のクラウドサービスの普及期と同じように、多くの企業が新しい技術を利用したサービスを提供し、その中から本当に必要とされるものが生き残っていくのだと思う。
ただ、クラウドストレージとAIには違いもある。
クラウドストレージは、基本的に保存容量や通信量に応じてコストが増える仕組みだった。一方、AIは利用するモデルや処理内容によって、必要な計算資源が大きく変わる。しかも、AIの性能は今も急速に進化している。現在は高価なAIオプションでしか実現できない機能が、数年後には標準機能として無料で提供されている可能性もある。
一方で、AIによって実現できる仕事の範囲が広がれば、今より高価でも利用したいと思えるサービスが登場するかもしれない。いずれにしても、ユーザーベネフィットを十分に考えられていない『AIオプション』は、やがて淘汰されていくに違いない。AIを提供する側にとっては、どれだけ高度なモデルを使っているかではなく、ユーザーにどれだけの価値を提供できるかが問われる。
そして、我々ユーザーは、どのAIに、何のために、いくら支払うのかを判断し続けることになる。しばらくは、コスト管理を悩み続けなければ日々が続きそうだ。


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