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「この相棒で終わると思っていた」 なぜ今、神戸尊なのか?電撃交代に隠された"シナリオ" 今後の展開を深読みする 

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相棒公式Xより『相棒25』の画像
「この相棒で終わると思っていた」…5度目の相棒交代の理由を推測(画像:相棒公式Xより)
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実は、そんな尊が特命係行きを命じられたのは、何かと組織のルールを無視して勝手に動く右京を監視し、その行動を逐一報告するためだった。いわば警察庁の送り込んだスパイである。それもあって、右京に対して他人行儀だった。

しかし、捜査をともにするうちに右京の捜査手腕や正義への思いを目の当たりにして自分のなかにもあった正義への熱い思いを引き出され、結局監視任務を放棄し、本当のバディとして右京と手を携えることになる。

ミスもするが裏表のない亀山薫に対し、任務上の秘密を抱え、ちょっと斜に構えたところがある神戸尊。寺脇康文も及川光博もはまり役で、好対照のキャラクターが『相棒』というドラマの魅力を確実に広げていた。

警察ドラマとしての『相棒』を進化させるための神戸尊の復帰?

ただ、元々の疑問はまだ残っている。なぜ、このタイミングで神戸尊は相棒に戻ってくるのか?

(画像:相棒公式Xより)

物語の展開としてひとつポイントになるかもしれないと思うのは、警察内での階級だ。

亀山薫と神戸尊の違いは、キャラクターだけでなく警察組織内での階級にもある。『相棒』は、警察組織を緻密かつリアルに描く警察ドラマでもある。これほどさまざまな役職の警察官が登場する刑事ドラマは『相棒』以前にはなかった。そして階級が違えば、権限や行動パターンも自ずと違ってくる。

亀山薫は、初登場時は巡査長で、現在は巡査部長。一度退職しているので、再雇用である。それに対し、神戸尊は警察庁のエリートで、階級は警視。特命係にスパイとして潜入する際には、警部の杉下右京よりも階級が上だとまずいので、2階級降格の警部補だった。その後警察庁長官官房付として警察庁に復帰し、警視に戻った。

ひとつの仮説にすぎないが、神戸尊の特命係復帰は、警察ドラマとして特命係と警察組織の緊張関係をよりドラマチックに描くための仕掛けのひとつのように思う。

つまり、警察組織の真っ只中で理想の正義を実現しようと奮闘する特命係を正面から描き、『相棒』を警察ドラマとして進化させることが、現役官僚である神戸尊が復帰する意味ではないか。

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