有料会員登録
ビジネス #鉄道最前線

鉄道少年が熱狂、「ブルートレイン」牽引機関車の記憶 国鉄時代の「九州ブルトレ」から「北斗星」まで

10分で読める
EF65PF さくら
EF65形1000番台が牽引するブルートレイン「さくら」(撮影:南正時)
2/6 PAGES
3/6 PAGES

だが、そのころがまさにブルトレブームのピークといえる時期で、撮影の仕事は次々と舞い込み、撮り続けているうちにPF形もすっかりなじみの機関車となった。PF形はそのいかついスタイルや、貫通扉にヘッドマークがぴったり収まったデザインを美しくとらえようと、前面を強調したアングルで撮った写真が多い。

その後、85年には九州行きブルートレインの牽引機がPF形からEF66形に代わった。EF66形は高速貨物列車用として誕生した機関車だが、それまで写真家仲間とブルートレインを牽引したら面白いだろう、でもありえない、などと話していたので、実現したときには驚いたものだ。

「富士」のヘッドマークを付けたEF66形901号機。ブルートレイン牽引にEF66形が抜擢されることとなり、報道公開された際の姿(撮影:南正時)
【写真を見る】富士山型のヘッドマークも誇らしく「富士」の先頭に立つEF66形

牽引機がEF66形に代わったころにはブルトレブームはすでに落ち着いており、走行シーンの撮影は多かったが、同乗取材を行うことはほとんどなかった。末期の2008年、雑誌の取材で「富士・はやぶさ」に乗ったものの、揺れはひどく車内もガラガラで、往年を知るものにとっては寂しい同乗取材だった。

関門トンネルの「銀色機関車」

九州行きのブルートレインはブームのころ、東京―下関間をこれまでに挙げたEF65形500番台・1000番台の直流電気機関車が牽引し、関門トンネルを通る下関―門司間は専用の交直流電気機関車、EF30形やEF81形300番台に交代した。これらの機関車は特徴あるステンレス車体で、銀色の機関車への交代シーンはブルトレ同乗記では欠かせないポイントだった。

門司駅に到着する、ステンレス車体のEF81形300番台牽引の「みずほ」。関門トンネル区間のステンレス車体の電気機関車は異彩を放っていた(撮影:南正時)
ステンレス車体のEF30形(左)とEF81形300番台(撮影:南正時)
【写真を見る】鉄道少年が熱狂、「ブルートレイン」牽引機関車の記憶 国鉄時代の「九州ブルトレ」から「北斗星」まで(62枚)
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数