有料会員登録
ビジネス #セールスフォースの逆襲

〈株価反転〉SaaS終末論への反撃を始めたセールスフォース…定額課金は限界?AI時代に求められる「自己破壊」の本気度

9分で読める 有料会員限定
年初に大きく下落した株価は8月頃から上昇。“SaaS終末論”に対するセールスフォースの反撃がついに始まった
2/3 PAGES

この話をセールスフォースに置き換えるとどうなるか。セールスフォースのプラットフォーム上には、顧客の購入履歴や過去の問い合わせ内容といったデータがあるため、AIがその会社固有のビジネス文脈を理解できる。自社の基幹システムや外部アプリと連携して作業が実行されるほか、AIが勝手に返金処理を実行しようとしても、システム側で権限を制御することなども可能だ。

一連のAIエージェントが自律的に動く基盤を「ハーネス」と言う。AIモデルと自社のデータやルールを結びつけるハーネスがあるからこそ、顧客は収益拡大といったビジネス成果に結び付けられるというのが、セールスフォースが「SaaSの死」の議論に対して出した答えだ。

確率論的なモデルと確定論的なシステムが組み合わさることで初めて、ビジネスの価値が生まれることを示す証拠もある。アンソロピックやオープンAIなど主要なAIフロンティア企業トップ10社中9社が、セールスフォースのCRMや傘下のビジネス向けチャットツール「Slack(スラック)」に依存し、支出を大幅に増やしているという事実だ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数