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「49億円かけて建設→人気低迷で大赤字→閉鎖の憂き目に」…横浜ベイブリッジにぶら下がる「謎の遊歩道」が復活するまで

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横浜ベイブリッジ
大黒ふ頭側から撮影した横浜ベイブリッジ(写真:筆者撮影)
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25人乗りの大型エレベーターに筆者一人だけで乗り、地上から橋桁へ。遊歩道「スカイプロムナード」はベイブリッジの下路両側に設置された屋根付き歩道で、幅員2.5m、延長片側320mだ。金網で囲われているため、安全性は高い。

スカイプロムナードの様子(写真:筆者撮影)
プロムナードから横浜港への眺め(写真:筆者撮影)

プロムナードから横浜港への眺望は、非常に良い。ベイブリッジ躯体の重厚なビス留めも間近で観察できるので、建築を学ぶ学生や建築マニアにとっても見応えはあるだろう。

帰路には横浜ベイブリッジについての紹介パネルがいくつか掲げられている(写真:筆者撮影)
遠くをズームして観察できる望遠鏡もある(写真:筆者撮影)

この景観を求めて、スカイウォーク開業直後の1990年度には約79万人が訪れたという。しかし、その直後から来場者は減少し始める。1993年度には人件費・電気代など管理コストが収入を上回り、3000万円以上の赤字を計上。その後は毎年約5000万円~1億5000万円もの赤字が続き、横浜市の市税で穴埋めされてきた。

開業からわずか5年後の1994年には、来場者は当初の3分の1という約29万人。1999年には10万人を割り込んで約9万人となった。2010年には横浜市の年度当初予算編成で、スカイウォークが見直し対象となり、同年9月にとうとう一時閉鎖となってしまった。閉鎖直前の来場者は4万~5万人前後と低迷し、建設時の市債14億円の返済と赤字補填の累計額は約36億円にも達した。

スカイウォーク閉鎖の裏に見える「立地」「内容」「競合」「不況」

閉鎖の原因は主に4つ。その1つ目は大黒ふ頭という立地要因だ。一般人は行く機会のない倉庫街にあり、自家用車を除けば本数の限られた路線バスのみというアクセスの悪さが、利用のハードルを上げている側面は否めない。

「横浜」という字のキラキラした印象とは正反対の無骨な雰囲気である(写真:筆者撮影)
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