実際、クラリベイト引用栄誉賞を受賞した後にノーベル賞を受賞した日本人も多くいます。生理学・医学分野では、IPS細胞で有名な山中伸弥氏をはじめとし、大隅良典氏、本庶佑氏などが受賞しており、昨年のノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口志文氏も2015年にクラリベイト引用栄誉賞を受賞していました。
物理学分野では青色LEDの発明者である中村修二氏が、化学分野には2025年ノーベル化学賞を受賞した北川進氏がいます。
今年のノーベル物理学賞に輝きそうな日本人
まず筆頭として挙げられるのが、2014年にクラリベイト引用栄誉賞を受賞した十倉好紀氏。彼は、物体の中の状態を調べる分野である物性物理の研究者で、特に超伝導や磁気に関する研究をしています。彼の研究成果は多岐にわたりますがその中でも、物質の中で電子の磁石が渦を巻く特殊な状態(スキルミオン)に関する研究は世界的に高く評価されています。
このスキルミオンは、将来的にはスマホのバッテリーなどに応用されることが期待されています。スマートフォンを長く使っていると本体が熱くなって電池も減りやすくなりますが、これは内部を流れる電流の一部が抵抗によって熱に変換されるためです。スキルミオンを活用することで、電流を損失なく流したり、少ない電力で情報を記録したりすることが可能になると考えられています。
また、大野英男氏や細野秀雄氏、谷口尚氏、渡邊賢司氏も物性物理学の研究内容でクラリベイト引用栄誉賞を受賞しています。


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