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【夏ドラマまとめ】視聴率が示す『VIVANT』圧勝、この先には不安も "視聴率TOP5"はTBSとテレビ朝日が独占する結果に

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7月期の夏ドラマの視聴率が出そろった(画像:筆者作成)
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近年の学園ドラマは、エリート官僚が学校教育の変革を唱える『御上先生』(TBS系)や、タイムリープサスペンス『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)、スクールロイヤーを主人公にした『僕達はまだその星の校則を知らない』(カンテレ・フジテレビ系)など社会性を色濃くにじませる作風が多い。ところが本作は、それらとは対極に位置する、気持ちいいほどコテコテの昭和の熱血教師ドラマだった。

反町隆史が演じる鬼塚英吉(画像:カンテレ『GTO』公式ホームページより)

しかし、毎話のストーリーのラストには、心の琴線に触れる言葉があり、あえて滑稽に映される昭和の教師と令和の高校生が心を通わせるシーンには、温かい感動がある。そこには、この作風だからこそ映る、現代社会を生きる高校生のリアルがあり、反町隆史と生見愛瑠をはじめ、高校生役の若手俳優たちが光っていた。今期最も心を揺さぶられたドラマだった。

異色バディのふんわりミステリー『名探偵のままでいて』

ゴールデンタイム枠ではないが、個人的に今期のイチオシだったのが、金曜ナイトドラマ『名探偵のままでいて』(テレビ朝日系)。元小学校校長でレビー小体型認知症を患う祖父(奥田瑛二)と、小学校教諭でミステリーマニアの孫娘(吉川愛)が、身の回りで起きた不思議な事件の謎を解き明かしていく異色バディのミステリーだ。

認知症の祖父とミステリーマニアの孫娘という異色バディだ(画像:テレビ朝日『名探偵のままでいて』公式ホームページより)

ふんわりとした印象の穏やかな登場人物たちによる、ほのぼのとした空気感のドラマなのだが、そこで起きるのは、殺人や拉致などハードな事件の数々。しかし、不穏な空気のなかに、人間味豊かな温かさが入り混じる不思議な心地よさがある。そのストーリーには、古典ミステリーやSF小説がオマージュされることで、物語に深みと品があった。

金曜ナイトドラマといえば、『トリック』『時効警察』『おっさんずラブ』『家政夫のミタゾノ』など数々の人気シリーズを生み出している名作枠のひとつ。本作も人気シリーズになっていく予感がある。

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