配当払出型は年4回、3月・6月・9月・12月の14日に決算を行い、経費控除後の配当等収益を分配します。原則として、経費等控除後の配当等収益を分配するため、分配額は毎回変わります。資産成長型は年1回(9月)決算で、信託財産の成長を優先し、分配を抑制する方針です。
つまり、オルカンという名前は付いていても、通常のオルカンの単純な派生商品ではありません。全世界株に投資しながら、高配当という別の特性を持たせた商品と考えたほうがよいでしょう。
なぜ若い世代が「配当払出型」に惹かれるのか
オルカン高配当で注目されるのは、配当払出型です。インデックス投資のセオリーでは「分配金を出さずに全額再投資し、複利効果を最大化させる」ことが合理的とされます。それゆえに資産形成層である若年層や現役世代は通常のオルカンで資産を成長させ、分配金型は資産活用層(主に高齢者)が好むという棲み分けが一般的です。
ところが、実際には分配金に魅力を感じているのは、資産を取り崩す高齢者だけではないのです。
【毎月分配型への魅力度(全回答者・年代別)】
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魅力を感じる |
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全体 |
25.4% |
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20代 |
33.9% |
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30代 |
31.9% |
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40代 |
27.8% |
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50代 |
23.1% |
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60代 |
19.6% |
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70代 |
19.3% |
一般社団法人資産運用業協会が全国の20~79歳の男女2万人を対象に実施した「2025年 投資信託に関するアンケート調査」では、毎月分配型投資信託に「魅力を感じる」「やや魅力を感じる」と回答した割合は全体で25.4%でした。
年代別では20代が33.9%、30代が31.9%と高く、60代の19.6%、70代の19.3%を大きく上回っています。むしろ若い世代のほうが、分配金を定期的に受け取る仕組みに魅力を感じているのです。
もちろん、この調査は「毎月分配型」について尋ねたもので、年4回分配のオルカン高配当への購入意向を示したものではありません。ただ、資産形成期にある若い世代にも、分配金を受け取る投資へのニーズがあることはわかります。
次に、分配金に魅力を感じる理由についても見ていきましょう。


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