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「前年を超える=成長している」は正しいのか? 組織の成長を促すために知っておくべき「4つのマインドセット」

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都市のビルを見上げるビジネスパーソン
あなたの組織における成長とは、「何を、いつまでに」なのでしょうか(写真:west/PIXTA)
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この4つは、いずれも都会の論理とは共存しにくいものです。

「結果を手放す」は無責任に聞こえ、「余白を作る」は計画の甘さに見え、「五感で理解する」は非科学的に響き、「待つ」は無能の証とされる。

4つとも、評価されるどころか減点される項目でしょう。

けれども、少し丁寧に見ていくと、どれも放棄ではないことが分かります。

「結果を手放す」は、努力を放棄することではありません。人事は尽くすのです。ただ、尽くしたあとの結果まで握ろうとしない。天候も相場も、握ろうとしたところで握れないからです。にもかかわらず僕らは、握れないものを握ろうとして、その分だけ余計に疲弊しています。

「余白を作る」も、設計を粗くすることではありません。予定を隙間なく埋めた組織は、想定外の一撃で止まります。あえてノイズが入る余地を残しておくことが、システムとしての強さになる。これは効率の敵ではなく、効率が壊れないための条件です。

「五感で理解する」が必要な理由も、考えてみればはっきりしています。指標になっていないものは、指標では見えないからです。土の健康はダッシュボードに表現できません。表現できるように加工しようとすれば、その瞬間に何かがこぼれ落ちる。だから数える以外の方法で捉えるしかない。五感は精神論ではなく、指標化を拒む対象に対する、きわめて実用的な計測手段なのです。

「待つ」というのも、計算上の待機ではありません。彼らの「待つ」は、自然というパートナーのリズムに自分を合わせる行為です。六十年周期の相手と付き合うとき、待つとは我慢することではなく、自然の時間の単位にこちらの時計を合わせていくことなのです。

組織は「生態系」である

さて、ここまで読んで、これは一次産業に固有の話だと感じた方もいるかもしれません。自分の仕事は畑でも山でもない、と。

けれども、僕らのビジネスは一次産業とそれほど変わるものではありません。

僕らはオフィスで、機械のようなものの中で働いていると思い込んでいます。

組織図、業務フロー、KPIツリー。どれも設計図であり、入力を与えれば出力が返ってくる装置の比喩でできています。

だから壊れたら部品を替え、遅ければ回転数を上げる。その発想で、僕らは組織を扱っています。

しかし、一皮剥いてみれば、組織を構成しているのは生身の人間です。人間は機械ではなく、生き物です。

ということは、その集まりである組織も、機械ではなく生態系です。

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