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「前年を超える=成長している」は正しいのか? 組織の成長を促すために知っておくべき「4つのマインドセット」

8分で読める
都市のビルを見上げるビジネスパーソン
あなたの組織における成長とは、「何を、いつまでに」なのでしょうか(写真:west/PIXTA)
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僕がそれに向き合わされたのは、北海道十勝の浦幌町(うらほろちょう)でした。

林業の現場を見学させてもらったときのことです。目の前に生い茂るカラマツは、収穫できるまでに50〜60年かかるとのことでした。

つまり、いま伐っている木は、自分が植えたものではありません。祖父の世代が植えたものです。

そして自分がこれから植える木の収益を受け取るのは、まだ生まれていない誰かです。

では、この事業を成長させようと思ったとき、どうすればいいのでしょうか。

そう問われて、僕らの日常の時間感覚では答えが出ないことに気づきます。

僕らは暗黙のうちに、「その成長を自分で見届けられる」という前提を置いていたのです。

四半期の数字、中期経営計画、キャリアプラン。

——どれも自分の生きている時間の中に収まっています。

「効率」を求めすぎると、長期的には「土台」が死ぬ

自分が生きていない時間に向けて手を入れるとき、僕らのビジネス用語の大半は、急に足場を失っていきます。

林業の60年は、あまりに遠い話に聞こえるかもしれません。ただ、同じ構造は、もっと短い時間軸の畑でも起きています。

畑作で短期的に収益を上げようと思えば、打てる手はいくつもあります。実際、それらは効きます。数字はある程度素直に動きます。

けれども、そうした手の多くは、実際には中長期的に土を痛めることにつながっていくのです。効率を追った結果として、作物を育てている基盤そのものが少しずつ痩せていく。

しかも、痛めている最中、数字は何も教えてくれません。土が痩せていくことについて、来期の売上は一言も語らない。フィードバックが返ってこないのだから、間違えていることに気づく手がかりがない。

そして気づいたときには、取り戻すのに、痛めたのと同じ以上の年月がかかります。

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