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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

「『踊る大捜査線』と共に隆盛を極めた」聖地・お台場の現在…「廃墟化」が噂されるも、新作公開で再注目される"その進化"

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お台場 踊る大捜査線
最近、「廃墟化している」と言われているお台場。はたしてその実態は……(写真:筆者撮影)
  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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例えばお台場海浜公園では、映画『デスノート the Last name』(2006年)、ドラマ『六本木クラス』(2022年、テレビ朝日系)などのロケ地となりました。フジテレビ湾岸スタジオ近くの「テレコムセンター」では、ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(2016年、日本テレビ系)や『偽装不倫』(2019年、日本テレビ系)などが撮影されました。

さらに「踊る」のお膝元とも言えるレインボーブリッジも、ドラマ『トリリオンゲーム』(23年、TBS系)、『ハヤブサ消防団』(同年、テレビ朝日系)などに登場しています。

写真左がフジテレビ湾岸スタジオ、右がテレコムセンタービル(写真:筆者撮影)

「踊る」14年のブランクの間も、人気ロケ地だったお台場

お台場は、渋谷から電車で20分というアクセスの良さに加え、バリエーション豊かなシーンが撮影できる、いわばロケ地の宝庫。

お台場海浜公園やレインボーブリッジといった「これぞ東京」という風景だけでなく、「近未来都市」のようなシーンは前出の「テレコムセンター」や「ダイバーシティ東京 プラザ」、ヨーロッパ風の街は「旧ヴィーナスフォート」(現在は閉業)といった場所で撮影することができます。

「ダイバーシティ東京 プラザ」と、同地の名物でもあった「実物大ユニコーンガンダム立像」。このガンダム像は2026年8月31日をもって展示が終了しています(写真:筆者撮影)

現在の再開発中の無骨なイメージも生かすことができますし、アクションシーンでは定番の「倉庫街」のような雰囲気も、物流の拠点であるお台場では再現可能です。そしてそのすべての場所が近接しているのです。

同じ港町といえば横浜や神戸もありますが、両所のような異国情緒のある港町とは一線を画した、「踊る」当時から変わらない「東京のウォーターフロント」ならではのロケーションが魅力です。

平成の熱狂を知るフジテレビのたたずまいと、再開発による都市のアップデートが交差するお台場全景(写真:筆者撮影)

「踊るシリーズ」の新しい局面として生み出された本作。本広克行監督もコメントで「今作での青島は、周囲の世代交代が進むなかで、変わらずにいて、『繋いでいく人』の物語です」と位置づけています。

“聖地”お台場は、この30年でさまざまな変化を見せています。しかしロケ地としての魅力は変わらず、むしろ街の変化とともに新たな顔がそこに加わっていると言えます。色褪せないコンテンツである「踊る大捜査線」が生まれた街としての強さを感じました。

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