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ライフ #生まれつきの才能は不要 東大「逆転合格」の作法

東大生263人アンケート「小学生の頃、国内旅行に年2回以上行った」が半数超え→「勉強が好きな子」と「旅行」の関係とは

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漫画:ドラゴン桜
旅行と勉強との関係とは……?(漫画:©︎三田紀房/コルク)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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ただし、注意したいのは、旅行を「授業」にしすぎないことです。

訪れる先々でクイズを出し、帰宅後に感想文を書かせ、覚えたことを確認する。そこまでやってしまうと、子どもにとって旅行まで「勉強させられる時間」になりかねません。

まずは、楽しかった、驚いた、おいしかったという記憶が残ればいい。その記憶が、あとから学校で習う知識を受け止める土台になります。

お金をかけることが目的ではない

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今回のアンケートは、1泊以上の国内旅行について聞いたものです。しかし、学びのきっかけをつくるために、必ずしも遠方や高価な旅行へ出かける必要はありません。

近隣の県へ1泊する。日帰りで城跡や博物館を訪ねる。農園や市場、工場を見学する。川の上流と下流を見比べる。近所でも、普段とは違う場所へ出かければ、子どもにとっては十分に新しい体験です。

大切なのは、旅行の回数や移動距離ではありません。教科書に書かれている世界と、自分が実際に見た世界がつながることです。その意味では、旅行だけが特別なのでもありません。散歩でも、買い物でも、帰省でも、子どもがいつもの生活の外に出て、「知らなかったもの」に出合えれば、そこには学びの種があります。

今回のアンケートでは、東大生263人のうち52%が、小学生の頃に年2回以上の国内旅行をしていたと答えました。この数字から、旅行と東大合格の因果関係を語ることはできません。しかし、旅行が子どもの学びを豊かにする理由はあります。

地名が、行ったことのある場所になる。産業が、食べたものや見た景色と結びつく。歴史上の建物が、教科書の中だけの存在ではなくなる。そして、自分にとっての「当たり前」が、世の中全体の当たり前ではないと気づく。

そうした体験が、子どもの中に「もっと知りたい」という気持ちを育てます。

「勉強しなさい」と言い続けるだけで、勉強を好きにさせるのは簡単ではありません。それよりも、子どもが「これ、見たことがある」「あそこに行ったことがある」「どうしてこうなるんだろう」と思える材料を、日々の中に増やしていく。旅行は、そのための有力な方法の一つです。

次の休みに家族で出かけるときは、「何を勉強させようか」ではなく、「どんな世界を一緒に見ようか」と考えてみてはいかがでしょうか。

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