今回、その過程で寝落ち疑惑だけでなく、入浴中の露出トラブルまで起きた。もちろん、睡眠不足がその原因だったと断定することはできない。単純な操作ミスや確認不足だった可能性もある。しかし、皮肉なことに、ほとんど眠らなくても正常に生活できることを世間に示すために始めた企画で、本人の注意力や判断力を疑わせるような出来事ばかりが注目される結果になっている。
だからこそ、ネット上では笑いが絶えない。「30分睡眠を証明するはずだったのに寝てしまった」「今度は局部までさらけ出した」と物語がどんどん転がっていく。本人が真剣であればあるほど、その真剣さと結果との落差が笑いを生み、さらにウォッチャーを呼び寄せる。
自分自身を実験台にするのは自由
だが、そこだけを見ていると本質を見失う。堀大輔という人物は単なる「怪しいショートスリーパー」ではない。自分自身を実験台にして、自分の生き方そのものを商品にしている。睡眠は健康や生命活動に直接かかわり、そのノウハウを他人が真似することで取り返しのつかない事態を引き起こす可能性がある。
堀の主張を信じるかどうかは、最終的には個人の自由である。しかし少なくとも、一般人が1日30分程度まで睡眠を短縮しても健康上問題がない、あるいは訓練によって誰でもその状態になれる、という考え方は、現在の標準的な睡眠医学から大きく隔たっている。その点は、彼のキャラクターの面白さとは切り離して考えるべきである。
ネットのおもちゃとして完成度が高い人物だからこそ、その主張に潜む危険性から目をそらさないようにしなければいけない。


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