有料会員登録
ビジネス

経営者なら知っておきたい、御社のライフサイクルの推移がもたらす試練とは 事業面、財務面、ガバナンス面から考える

5分で読める
企業 経営 コーポレート・ライフサイクル
企業の成長と衰退には3つの移行の試練が待ち受けています(写真:Luce/PIXTA)
2/3 PAGES
3/3 PAGES

事業面と財務面の移行を乗り越えた企業は、各段階でガバナンス面の移行に直面することになるが、この移行は創業者にとって難しいこともある。

各フェーズで参入する投資家も変わる

創業期の企業は、外部の資本提供者(ベンチャーキャピタリスト)を迎え入れることになるが、創業者は事業の構築方法についてまったく違う意見を持つ人々と会社の所有権を分け合わざるをえなくなるかもしれない。

早期成長期の企業の場合、事業構築の課題に直面した創業者は、他者からの助言を受け入れるかどうかを問われることになる。

外部の人々と経営権を分け合うのはストレスになる場合もあるだろう。高成長期の企業、特に拡大可能な企業の場合、経営チームを築き、経営の責任を委ねられるかどうかが、成功と失敗の分かれ目になると思われる。

成熟成長期の企業、特に上場企業の場合、経営者は内部者(創業者)の利益と公開市場の投資家の利益とを天秤にかけなければならない。公開市場の投資家は、現金の還元よりも成長を重視するグロース(成長株)投資家が大部分を占めることが多い。

成熟安定期の企業では、引き続き公開市場の投資家が意思決定を担う流れが進むが、投資家の構成が変化することが多い。成長よりも現金の還元に重きを置くバリュー(割安株)投資家が優勢になるのだ。

衰退期の企業は、まだ上場している場合、資産のスピンオフや売却、現金還元の拡充を求めるアクティビスト(物言う)投資家から圧力を受けることが多い。場合によっては、投資家が企業を再び非公開化し、企業の大部分を清算して現金化しようとすることもある。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数