結婚観が一致しなかった2人が結婚に踏み切ったきっかけは、理恵さんの妊娠だった。2人は再び付き合うようになっていたが、当時はまだ別々に暮らしていた。妊娠に気づいた理恵さんが憲吾さんを電話で呼び出したところ、速攻で来てくれた。
妊娠のことを伝えたときの反応は「おお」。大きく驚くでもなく、喜びを爆発させるでもなく、どちらかといえばサッパリとした反応だったようだ。理恵さんが子どもを産む意思を伝えると、憲吾さんは「頑張る」と答えた。
「結婚のきっかけは妊娠でした」と答えたのは憲吾さん。間髪入れずに「妊娠の前から結婚したいって言ってなかった?」と理恵さん。「いや、言ってないよ」「え〜? なんだかんだ踏ん切りついたのかな。ちょっと匂わせてきたよね」
当時の憲吾さんがどこまで結婚を意識していたのかについては、今も2人の見解は少し違うらしい。
結婚報告に社内も祝福
結婚を報告すると、社内の人たちも喜んでくれた。なかでも特に喜んだのが、2人が入社当初からお世話になってきた現在の副社長だった。憲吾さん、理恵さんともに何度も商談へ同行してもらい、仕事でも長く関わってきた。
理恵さんは、憲吾さんと別れたときにも、副社長に報告していたという。
「『いつか結ばれてほしい』ってずっと言っていただいていたんです」
最終的には、副社長に婚姻届の証人もお願いした。


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