社内恋愛について「別れた後が気まずそう」と思う人は多いだろう。だが、2人は気まずくならなかったらしい。
2人の間で友人関係が続いたのは前述のとおり。
対外的なところでは、そもそも交際中から、2人は社内で関係をオープンにしていなかったそうだ。一部の役員や管理部門の担当者には伝えていたものの、特に積極的に周囲には話していなかった。周囲も「なんとなく知っている」といった雰囲気だったようだ。
では、仲が悪くなったわけではなかった2人が、なぜ別れを選ぶことになったのか。これは、2人の「結婚」そのものに対する考え方がきっかけだった。
正反対の結婚観を持っていた2人
「私は20代で絶対に結婚したいと思っていたんです」
理恵さんは、もともと結婚願望が強く、入社した当初からこう思っていた。対する憲吾さんは、「結婚はまだ先でいい」と考えていたのかと思いきや、返ってきた答えは想像以上だった。
「人生において、結婚をするつもりが僕にはなかったんですよね」(憲吾さん)
1年ほど話し合いを重ねたものの、考え方は平行線のまま。こうして、結婚を望む理恵さんと望まない憲吾さんは一度別れを選んだ。
なぜ、そこまで2人の結婚に対する考えが違ったのだろう。聞いていくうちに、2人には「両親の離婚」という共通点があることがわかった。


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