このスペック競争を推し進めたサムスン電子は、「Galaxy Z Fold8 Ultra」の厚みが閉じてもわずか8.9mmで、重さも215gまで軽量化しているため、閉じると一般的な高機能スマホとまったく同じように使える。「折りたためるから厚くて重い」という妥協がないのはもちろん、購入に二の足を踏む理由をなくしていると言えるだろう。
iPhone Duoと同じ横長ディスプレイを採用したGalaxy Z Fold8は、閉じたときの厚みが8.9mmと、Ultraよりも厚いものの、重さはフォルダブルスマホで最軽量の201gを実現しており、通常のハイエンドスマホよりもむしろ軽くなっているほどだ。
薄型化や軽量化では突出しているサムスン電子と比べるのは酷だが、閉じたときの11.3mmという厚みは、薄型化に後れを取っていると言われるグーグルの「Pixel 11 Pro Fold」よりも、さらに1mm以上厚い。そのぶん、Apple Pencil対応などのスペックでは勝っているものの、一般的なスマホから乗り換えるにはある程度妥協も必要になってくる。
さらに克服できていないのが、その価格だ。日本ではもっとも安い256GB版ですら36万4800円とかなりの高額で、Galaxy Z Fold8よりも10万円近く高い。メモリーの高騰や円安といった市場環境はあるものの、それはサムスン電子も同じこと。スペックを盛り込んでいるぶん、価格が跳ね上がってしまった格好だ。
望遠カメラの搭載はなく、超広角と広角の2眼のみ
また、36万4800円でも、カメラは超広角と広角の2眼で、同時に発表されたiPhone 18 Proのように望遠カメラを搭載していない。搭載したら、より厚みや重さが増すだけでなく、価格も上がってしまいそうだが、カメラの数や画質はスマホの評価基準になっている事実もある。意欲的な製品と言えるiPhone Duoだが、購入に踏み切れるのは一部の熱心なファンにとどまるおそれもありそうだ。


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