先ほどの成績を下げてしまった営業組織のリーダーは、世間的には「組織の成長を止めた」と言われるでしょう。
しかし、そのリーダーは何も成長していないのでしょうか。
もしここで今までとは違う因果の筋が見えて、世界が複雑に見え始めてきたのであれば、それも立派な成長と言えるはずです。
あちらを立てればこちらが崩れることが見えてしまうため、以前のように迷いなく打てなくなる。
行動は遅くなり、数字も上がらない。一般的には停滞と言われるでしょう。
「見える成長」と「見えない成長」
しかし、真の成長というのは、むしろこのような数字には表れない認識の側面(認識論的成長)に宿るのです。
そして、外から見える数字的な成長(実在論的成長)には、いつか必ず限界が来ます。
でも、世界の解像度を高めていく認識論的成長には、限界はありません。
つまり、成長の定義を変えることができれば、私たちは無限の成長が可能になる。
私たちは期待された数値的な成果を出せないという修羅場にこれからも何度も直面するはずです。周りからも成長していないと言われて、絶望感を味わうかもしれない。
しかし、それによって、それまで単純だと思っていた世界の本来の複雑さに気づくことができれば、外側の成長(実在論的成長)を止めたとしてもあなたは成長を持続できる。
世界はいつも私たちが思う以上に複雑だから、私たちはいつまでも成長の道を歩み続けられるのです。


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