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「いつになれば家に帰れるんだ」 施設の母親から責められ続け…孝行息子の心をむしばむ介護由来"もらいうつ"のリアル

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介護うつ もらいうつ
介護が必要になった親からの「もらいうつ」とは(写真:mapo/PIXTA)
  • 髙橋 一志 東京女子医科大学准教授、医学博士
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高齢の母親の介護をしている女性の話です。

その女性はまじめな性格で責任感の強い人ですが、ケアマネジャーから、1人で介護をするのは無理というアドバイスを受け入れて、週に数回、ヘルパーさんをお願いしていました。

責任感の強さゆえ、人に頼れず…

『もらいうつ』(方丈社)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

ところが、根がまじめなうえに責任感が強いので、母親の下の世話までヘルパーさんにお願いするのは申し訳ないと思い、極力自分でやっていました。

強い責任感から母親の下の世話をしているといっても、毎日のことです。それが長く続けば、愚痴の1つもいいたくなります。その女性は母親に「また失敗したの?」「こっちの身にもなってよ」と、感情をぶつけるようになりました。

すると母親のほうも、「なりたくてこうなったのではない」と言い返し、けんかのような会話になってしまったそうです。

これは責任感の強さゆえに、介護を抱え込み、母親との関係を悪くしてしまった悲しい例です。

何事によらず抱え込みすぎると無理が生じます。長く無理を続けていれば、ゆがみが生まれます。このゆがみは当然、メンタルに影響します。「抱え込みすぎない」こともうつ病回避の1つのポイントです。

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