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乱入劇ばかりが話題に……「24時間テレビ」視聴率減より深刻だった"冷め感"の正体

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(画像:「24時間テレビ49」公式サイトより)
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ところが、今年の放送を見ても、そのような自己改革が視聴者にはっきり伝わるような変化は乏しかった。テーマや出演者は多少変わっていても、困難を抱える人を紹介し、芸能人が寄り添い、挑戦し、感動へと導くという基本的な演出は以前と大きく変わっていない。そのため、番組側がどれだけ真摯に企画を制作していたとしても、視聴者から見れば「いろいろ批判されたのに、結局やっていることは同じではないか」と受け取られてしまった。

皮肉にも、放送後にネット上で最も話題になっていたのは、番組が準備した企画ではなく、チャリティーマラソン中に配信者が乱入したハプニングだった。ランナーの星野真里が走っているところに一般人男性が接近して、「寄付金など1000万円以上着服」などと記したプラカードを掲げたのだ。

配信者の乱入ぐらいしか盛り上がらなかった

これ自体は番組進行を妨げるただの迷惑行為でしかないわけだが、生放送の大型特番に視聴者がこの手のハプニングを期待するのは当然のことだ。番組側が用意した企画が全体的に予定調和に終わり、新鮮な驚きがなかったことで、この出来事だけが生放送らしいものとして注目されることになったのだろう。

昨年から視聴率が微減したこと自体は、この番組にとって大きな事件ではない。しかし、数々の企画を投入したにもかかわらず話題を生み出せず、配信者の乱入ぐらいしか世間の盛り上がりがなかった、という事実は重く受け止める必要がある。

時代が変わったにもかかわらず、「24時間テレビ」だけが古き良きテレビ的な感動演出の枠内にとどまり続けている。そのズレこそが、今年の「24時間テレビ」が今ひとつ盛り上がりに欠けた最大の理由なのだ。

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