ふむ、そういえば日本抗加齢医学会というのがある。叱られるかもしれんが、字義的にはちょっとおかしいんとちゃうやろか。
加齢というのは、定義上、誰にも止められんものだろうが。英語名称はJapanese Society of Anti-aging Medicineなので問題ないけれど、抗加齢とはこれいかに。
より正しくは、日本抗老化医学会かと思うけど、抗老化ってだいぶイメージがちがう、というよりあまりよろしくないような気がする。だから、抗加齢医学会という名称にしたんかもしれませんな。言葉って難しいわ。
加齢は生まれた時点から始まり、一本の時間軸の上で「成長→成熟→老化」と進むと考えていい。
とはいうものの、成長と成熟の境は比較的わかりやすいが、成熟と老化の境界は不明瞭だ。連載の第2回に書いたように、老化が急激に進むお年頃があったりするから余計である。それに、次回に書くつもりだが、老化は、それぞれの臓器によっても異なっている。
「アンチエイジング」で何に抗いたいのか?
アンチエイジング、日本語でいうところの抗老化、について考えてみよう。
はて、何をもってアンチエイジングというのだろうか。人によって、アンチエイジングにまとわりつくイメージがずいぶん違うのではないか。
いったい何に対して抗いたいのか。大事なのは、若く見えることなのか、病気にならないことなのか。場合によっては不老不死まで射程に入っているかもしれない。
そうなったら、同床異夢ならぬ「同語異夢」やんか。こう書いてふと思う。いったい抗老化って夢見るようなことなんやろか。


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