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「ゴキブリは殺せない」 自画自賛と意味不明の投稿を繰り返した高市首相、夏休み明けに迫る秋政局は「終わりの始まり」か

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高市首相
夏休み中の言動が注目された高市首相(写真:ブルームバーグ)
  • 泉 宏 政治ジャーナリスト
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もともと高齢者が多数を占める政治評論家などの間では、「反省しないのはトップリーダーとして失格」との厳しい批判が多い。その一方で、若い世代が多いSNSを中心とするインターネット上では「自ら主張を貫く首相を尊敬する」といった“サナエ推し”が優勢だ。

その一方で、高市首相は就任前に繰り返し公言してきた8月15日の靖国神社参拝を見送り、自民党の鈴木俊一幹事長を通じて、党総裁として私費で玉串料を納めた。そのうえで、全国戦没者追悼式に出席するために訪れた日本武道館の駐車場から、靖国神社の方角に遥拝するという「中途半端な対応」(自民党幹部)で事を済ませた。

高市首相は就任前、閣僚在任中も含めて靖国参拝を繰り返してきた。これも踏まえて、2024年秋の自民党総裁選での論戦では「首相就任後も靖国参拝を続ける」と明言したが、政権発足の直前だった昨秋と、今春の例大祭での参拝は見送った。

ただ、逆転勝利となった昨秋の総裁選では「どこからでも手は合わせたい」と語っていたことから、今回の遥拝は「高市支持の中核とされる保守層への精一杯のアピール」(自民党長老)とみられている。

こうした高市首相の言動について、石破前首相は「反省のないところに教訓はあるのか。時間が経てば記憶が薄れるというのは、殴った側の論理にすぎない。殴られた側は忘れない」などと、首相経験者としての厳しい批判を繰り返す。

ICC問題が秋政局の重要ポイントに

3月の首脳会談では友好ムードを醸し出していたが、9月はどうなるか(写真:ブルームバーグ)

9月以降の高市首相の政治日程を見ると、9月下旬の国連総会で、日米首脳会談も含めて多くの首脳外交が予定されている。「その際には当然、今回のICC制裁への対応について、説明を求められる」(同)ことは避けられない。

だからこそ、この国際舞台で高市首相がどのような説明をするかが注目される。それも踏まえて、10月初旬に召集が見込まれる次期臨時国会でも、このICC問題が「与野党論戦の重要なポイントとなる」(野党幹部)ことは間違いない。

こうした状況について、多くの政界関係者は「中傷動画疑惑のように、事実上の答弁拒否でかわすことはできないので、立ち往生しかねない」と口をそろえる。「展開次第で、高市政権の“終わりの始まり”にもなりかねない」(閣僚経験者)という厳しい見方が広がる。

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