2026年8月13日夜、筆者の住む千葉県白井(しろい)市をはじめ複数の県内市町村では、全国で初めて大雨の「レベル5特別警報」が発令された。
筆者自身も所用からの帰り道、車を運転中に国道464号線(千葉県松戸市から同成田市)で約3時間、立ち往生した。このとき、車内にあるラジオやカーナビ、SNS、さらにはアマチュア無線など、手元にあるさまざまな手段から断片的な情報を集めながら、同じ境遇に遭っている人々と情報交換なども行った。
集中豪雨は全国どこでも起こりうる。今回の経験から、スマホやカーナビなど情報手段がそろった現代でも、車で移動中に突然立ち往生した場合、どのように情報を集め、どう判断すればいいのかを考えてみたい。
移動中に生まれる情報の「空白」
8月13日夜7時半過ぎ、ちょうど筆者が千葉県成田市から白井市へ向かって走行中、NHKのAMラジオ番組が中断して、大雨特別警報が出たことを放送した。しかし携帯電話のアラームは鳴らなかった。
筆者は当時、成田市にいたため、携帯電話の警報対象地域に入っていなかったとみられる。当時、市内にいた知人たちの話では、携帯のアラーム音が同時に鳴り響いたそうだ。
ラジオの一報から5~10分ほど経った後、カーナビで「特別警報(大雨)北西部に特別警報を発表しています。低い土地の浸水に最大級の警戒をしてください」と表示が出た。この時点では、国道の封鎖などの情報はまったくなかった。筆者はスーパーに立ち寄り、翌日の飲み物や食料(パン)を買った後、帰路へ就いた。
国道464号線のバイパスは最高速度時速70キロメートルだが、時速60~70キロメートルで走れば10分で10~12キロメートルほどの移動ができる。警報対象地域から外れていた人が、走行中にその地域へ入ってしまうこともある。しかも運転中はスマートフォンを確認できない。自宅で災害情報を受け取る場合とは異なり、移動中の人には情報の「空白」が生まれやすい。
筆者が通った国道464号線のバイパスは、いったん入ると出口は10キロメートル先にしかなく、そこが閉鎖されてしまえば出るのが難しい。午後8時半過ぎ、並行する北総鉄道の印西牧の原駅を過ぎたあたりで渋滞が発生した。後続車も続々と入ってきたが、車列はほとんど動かなくなった。


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