前者であれば件数を増やすべく、たとえば、「訪問先の地理的集約が問題なのか」などの解決策への思考につなげられるし、後者であれば、見込み客のリストアップの精度向上などが、問題点の把握に寄与することになるだろう。
体重は「インフロー」と「アウトフロー」で決まる
次に、生活というか人生方面の例を挙げる。たとえば前回本連載において、私自身の食生活および体重管理の話をした。あれも構造化の一例と言える。
つまり、体重を増減させる要素を摂取カロリーである「インフロー」と、消費カロリーである「アウトフロー」へと分解し、下記のような式を自分の中で組み立てるわけだ。
昨日の体重+摂取カロリーによる体重増-消費カロリーによる体重減=今日の体重
別の視点で言うと下記の通りになる
現在の体重+インフロー-アウトフロー=将来の体重
この「将来の体重」を目標体重に一致させるには、インフローかアウトフローのどちらかを動かすしかない。体重を増やしたければ、「摂取カロリー>消費カロリー」の状態を作るべく、摂取カロリーを増やすしかない。反対に体重を減らしたければ、「摂取カロリー<消費カロリー」の状態を作るべく、摂取カロリーを抑制するか、消費カロリーを増やすかの2択になる。
そのうえで、1日の摂取カロリーを考える。私が男性なので男性の例を挙げるが、成人男性に必要とされる1日当たりのカロリーは年齢や活動量にもよるが、おおむね2300〜2700キロカロリー程度とされる。ところがこれ、1日3食食べる前提だと、すぐに必要カロリーを超えてしまう。
菓子パンの類なんて一つで400キロカロリー前後あるし、流行のこってりとしたラーメンや大盛系のコンビニ弁当などでは、1000キロカロリーを超えるものなんてザラだ。そのため、1日あたり数百から1000キロカロリーオーバーなんて状態は、すぐに作れてしまう。
一方で、消費する方はどうかというと、体重にもよるが、ジョギング1キロで60キロカロリーとか、かなり負荷の高い筋トレ30分で、ようやく150キロカロリーくらいだ。私もやっているキックボクシング1時間(相当きつく初心者にはまず無理)で、ようやく500キロカロリーといったレベルだ。
つまり、増えた分を運動で減らそうとするのは、「日々やる」という前提に立つとほぼ無理、という話になる。もちろん、基礎代謝を上げて消費カロリーを増やす、という考えもあるが、加齢とともに筋肉量が落ちれば、代謝も下がりやすくなる。
したがって、消費カロリーを増やすよりも、摂取カロリーを減らすほうが、現実的だし合理的でもあり、なおかつ継続性もある、という結論になるのだ。


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