有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ #手遅れ御免! あしたのために

実年齢との"ずれ"が死亡率や認知症、フレイルとも関連…DNAに刻まれた「年齢を推定する時計」を巻き戻すことはできるのか

7分で読める
DNA メチル化時計
年齢が計れる「DNAメチル化時計」にまつわるお話です(画像:vectorfusionart/PIXTA)
  • 仲野 徹 隠居・大阪大学名誉教授
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

ここまで読んでいただいてから言うのもなんだが、どうにもモヤモヤ感が残ってしまう。

しかし、メチル化時計という物差しが確かであることは間違いない。本当に老化を計れている物差しなのかどうかはわからないが、現象としては正しいと考えるしかない。生命科学でそのような例はこれまでになかっただけに扱いが難しい。

そういえば、AIによる年齢当ても、膨大な確率計算によるもので、ほぼブラックボックスと言っていい。う~ん、いろんなことがブラックボックス化してきてるんか。なんだか釈然とせんぞ。

メチル化時計の測定は早くも「ビジネス」になっている

最初に科学ミステリーのようだと書いたのは、ある現象が明白に存在するのに、その理由がわからないからだ。言い換えると、メチル化時計は時計という名だが本当のところ何を測っているのかわからない。

迷宮入りの可能性もありそうだが、ポアロでもシャーロックホームズでも誰でもいいから、スカッとさせてはくれんだろうか。

科学的な「ミステリー」とはいうものの、すでにメチル化時計の測定はコマーシャルベースにのったビジネスになっている。

わたしなんぞは、測ってメチル化年齢がわかったところでどう活かすつもりなんやろ、と思ってしまいますけどね。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数