夫は現在62歳で、生きてきた世代もひと回りほど上。いわゆる「昭和の教育」を受けてきた世代だが、教育観のズレなどを感じることはあるのだろうか。
「夫と教育方針の話で揉めた記憶は今のところ無いです。方向性は割と似ているな、と思います。マスコミ業界にいるからかもしれませんが、価値観は常にアップデートしている人だと思う」
元々話が合うからこそ、一緒になった。夫・裕己さんの著書や連載からも、常に優しくかつ軽やかに、56歳差の息子との未知の日々を楽しんでいる様子が伝わってくる。
生徒への気持ちが変化した
また、子どもを育てる経験が、自身の講師業にも良い影響を与えているという。生徒を目の前にすると、彼らが赤ちゃんだった頃からの時間軸まで自然にイメージして接するようになった。
「特に、学生クラスの生徒に対しての向き合い方が変わりました。社会人クラスと違って学生クラスだと、中には時々主体的に授業を受けていない子もいます。例えば、授業中にジャンプを読んでいるとか(笑)。昔は、そういう学生に対して『もっとしっかりしてほしいな』と思っていました。でも今は、彼らの多感な、人生の中でも結構大切な時期を預けてもらっているんだと捉えるようになった。だから多少ふざけてても、学んだ内容を忘れちゃっても、いつか人生のどこかで思い出してくれたらいいかな、という目線に変わってきました」


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