アリストテレスは早くから幸せは人生の究極の目的だと断言した。
幸せを、何かのための手段や道具ではなく、すべての人の人生が向かう終着駅と見なした。
この哲学的観点が映し出した幸せの姿は、約2000年間大きなブレもなく受け継がれてきたし、今も相変わらず多くの人が幸せについて持っている視点である。
幸せのために生きているわけじゃない
でも、この古い観点と進化論は全面的に対立する。
進化論の観点では、人間のすべての特性は生存のために最適化された道具である。ミラーによれば、身体的特性だけでなく高次元の精神的な特性もこの「生存の道具」の役割を担う。
ピカソは創意力を発揮するために生きたのではない。
より進化論的な解釈は「ピカソという1つの生命体が、彼の本質的な目的(遺伝子を残すこと)のために創意力という道具を使った」と見るのだ。
心の精神的産物は、実は身体の繁殖のための道具なのだ。


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