「サラリーマンと同じくらい努力しないといけないんだなとわかりました。逆に、そうしないと生きていけないという安心感もありました。努力すれば生きていけるんだ、と」
華やかに見える転身の先にあったものは
好きなことを仕事にしても、努力や責任から自由になるわけではない。自分で選んだ道だからこそ、それらを引き受けながら働き続ける。
「最近は、働いてお金を稼いでいる人は、みんな一緒なんだと思い始めています」
かつて、売れ残ったCDを詰めた重いキャリーケースを、一人で持ち帰った。今は、1万人の時間と期待を背負っている。
華やかに見える転身の先にあったのは、際限のない自由ではなく、自ら選んだ仕事への責任だった。元銀行員ラッパーのSKRYUは、それを引き受けながら、今日もステージに立っている。
(後編に続きます)


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