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キャリア・教育

【"言葉の順番"がポイント】「宿題しない子」「勉強しない子」を上手に動かす「親の声かけ」3つのコツ

5分で読める
宿題に取り組む親子
子どもが動きやすくなる「声かけの順番」について解説する(写真:kou/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長
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「だから、今すぐ宿題をしなさい」

最後にそう命令してしまえば、結局はいつもの声かけに戻ってしまいます。

3つ目のポイントは、子どもが次の行動を考えられる「問い」を渡すことです。

【コツ③】行動を選べる「問い」を投げかける
「今日は、どの宿題から始める?」
「今から30分やる? それとも夕食後に30分やる?」
「計算と漢字なら、どちらを先に終わらせられそう?」

何をしてもよいと任せるのではなく、親が守ってほしい枠を示したうえで、お互いの意見を用いて最適解を一緒に決めていきます

選択肢を与えることは、子どもの言いなりになることではありません。子どもが自分で考え、行動を決める機会を残すことです。

選択肢が多すぎると、かえって決められなくなることもあります。最初は2つ程度に絞るとよいでしょう。

子どもが「どちらも嫌」と答えたら、

「では、何なら始められそう?」
「最初の10分だけなら、何ができる?」

と、さらに行動を小さくしてみます。

自分で決めた行動には責任を持ちやすい

私は現代文の授業でも、生徒が答えに詰まったとき、すぐ正解を教えるのではなく、

「どの言葉が手がかりになりそう?」
「まず、どこから考える?」

と問いかけてきました。問いを具体的にすると、生徒はもう一度文章に戻り、自分で答えを探し始めます。

夏休みの宿題も同じです。

親の役割は、正論で子どもを言い負かすことではありません。

①起きている事実を伝える

②親の考えを短く話す

③子どもが次の行動を選べる問いを渡す

この3つの順番があるだけで、声かけは「叱る言葉」から「動き方を一緒に考える言葉」へ変わります

宿題を早く終わらせることだけを目的にするのではなく、子どもが自分で切り替え、動き出せるようにする。その小さな声かけの積み重ねが、「親子げんか」を減らすだけでなく、子どもが「自分で考える力」を育てていくのです。

【この記事の前半】
「勉強しない子」「ゲームばかりの子」に親が言いがちな"3つのNG声かけ" 子どもを追いつめる「ヤバい言い方」に要注意

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