今や、日本の推し活のメインストリームの1つになっているK-POP。多種多様なグループが幅広い年齢層から支持を集めるが、推し活の沼が深くなるほど湧いてくるのは活力だけではない。多くの時間とお金を投じるからこそ、生じてくる“モヤモヤ”がある。ビジネスパーソンにとっても、推し活ビジネスを理解するうえで『一丁目一番地』となるのが、ファン心理やファンダム(ファンコミュニティ)を知ることだ。HYBE所属アーティストを推しているファン達に、思いの限りを語ってもらった(個別取材を基に座談会形式で構成)。
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Bさん:50代女性、高校生娘と一緒にENHYPENのファン
Cさん:40代女性、中学生娘と一緒にTOMORROW X TOGETHERのファン
Dさん:20代女性、TWSのファン
Eさん:30代女性、BOYNEXTDOORのファン
Fさん:50代女性、古参のK-POPファンで、SEVENTEENの元ファン
チケット買えずに「ペン卒」する人も
――今年4月に開催されたBTS(7人組)の東京ドーム公演2日間では、チケットが入手できないARMY(アーミー:BTSのファンダムの名称)が続出し、悲喜こもごもの感情が最高潮に達したようですね。
Aさん:通常ならVIP席には「サウンドチェック(サウチェ:コンサート数時間前のリハーサルを見学し、メンバーに会える)」の特典が含まれるはずなのに、今回はBTSのアルバム購入者から抽選で参加者が選ばれるという形になった。
(当選確率を上げるために)アルバムを大量に購入してサウチェに参加できても、肝心の本番のコンサートのチケットは取れなかった、という人が出てしまった。そのことをBTSメンバーは1日目は知らなかったらしく、サウチェの終わりに「後でねー」とあいさつしていたとか。2日目は知っていたみたい。
そもそも、今回のチケット倍率は10倍、それ以上とも言われていた。東京ドーム2日間で計10万人規模のコンサートなんてキャパシティーが圧倒的に足りない。周りは落選続きで嘆いたり放心状態だったり、ペン卒(「ペン」は韓国語で「ファン」の意。ファンを卒業)する人もいたほど。
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