東上線ホームと越生線ホームの間には、乗り換え専用の跨線橋も架けられている。昼間は人の動きもまばら。が、それが通学時間のピークともなれば、驚くほどの人が行き交うことになる。混乱しないよう、スムーズな乗り換えを促すのも駅員の腕の見せどころ、というわけだ。
「もちろん通勤のお客さまもいます。とくに坂戸や若葉には工場も多く、通勤でこちらに来られる方が少なくないんです。そんな通勤の時間が終わると通学ラッシュがあって、昼間には少し落ち着きますが、また大学生が帰宅する時間になって……。小さな山がいくつもあるような、そんな駅だと思っています」(椎木管区長)
越生線との乗り換え拠点
そんなターミナルだけあって、坂戸駅では日中は駅長と助役、駅員を含めて10人で回している。お客の数は1日平均乗降人員で2万8828人(2025年度)と、数字上は東上線のほかの駅と比べてもそれほど多いように見えないが、実際はたくさんの人が坂戸駅構内を行き来しているのである。

