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2026年後半の日本株は「上昇トレンド継続」でも、「そのスピードは鈍る」と見る「3つの根拠」

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日経平均は6月16日に7万円到達、26年前半は記録ずくめだった。年後半以降はどうなるか(写真:ブルームバーグ)
  • 平野 憲一 ケイ・アセット代表、マーケットアナリスト

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今回は2026年後半の相場を「3つの視点」から展望してみよう。

まずは「相場のサイクル」(循環)の視点だ。現在の相場は、「金融相場」「業績相場」「逆金融相場」「逆業績相場」という4つの相場サイクルのなかで、2番目の「業績相場」に位置する(4つの相場サイクルについては、こちらを参照)。

業績相場は継続、ただし「1株利益上昇率」のスピード鈍化には注意

25年大納会の日経平均株価の終値は5万0339円48銭、予想EPS(1株当たり利益)は2650円84銭だった。一方、今年6月末日の日経平均の引け値は7万0062円32銭、予想EPSは3853円81銭となっている。

昨年末と比べると、日経平均で1万9722.84円(39.18%)、予想EPSで1202円97銭(45.38%)の上昇となった。上昇率で見ると「EPS>日経平均」となっており、「業績」(EPS)が「人気」(日経平均)を上回っている。この状態で業績相場が終わるとは考えらえない。

また、日本企業の業績を押し上げている円安は、1ドル=162円でも介入がなかったので、おそらく160円台前半での介入はもうないだろう。仮に165円前後で介入があったとしても、昨今の状況では一気に150円台に戻る円高はないと考える。従って、今後の企業業績は上積みされ、日経平均の予想EPSは8月の4~6月期決算発表時点で4000円を超える可能性もある。

すでに3年目に入っている業績相場だが、上昇は年後半も続くと考える。ただし、年前半のようなスピードで上昇すると、「EPS上昇率>日経平均上昇率」は「EPS上昇率<日経平均上昇率」に変わる可能性がある。これは人気先行(バブル)相場そのもので、ここで上昇相場が終わるリスクが高まる。

6月の日銀短観(7月1日公表)では、大企業製造業の業況判断指数DIが、3月調査を5ポイント上回る+22と、18年3月以来の高水準で5四半期連続の改善。大企業非製造業の業況判断DIも、3月調査から1ポイント改善の+37と、1991年8月以来の高水準となった。これはAI関連需要の増加が大きな理由だ。

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